理事長年頭挨拶

 年 頭 挨 拶

 旧年中は当法人の事業運営に対しまして、ご理解とご支援を賜り心よりお礼申し上げます。

 先ずもって、この度の「令和6年能登半島地震」により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

 新型コロナウィルス感染症は、昨年5月8日にようやく感染症法上の分類が「2類相当」から「5類」に引き下げられ、感染対策が緩和されましたが、その後も感染は収束せず、さらに季節性インフルエンザも流行するなど、医療・介護・福祉の現場では依然として予断を許さない状況が続いております。

 当法人におきましては基本的な感染対策を継続しつつ、コロナ禍前の状況を取り戻すべく、施設の諸行事等について実施方法を模索し、少しずつ再開しているところです。ご利用者の皆さんが心豊かな生活を送れるよう、また、少しでも喜んでいただけるように職員一同取り組んでおります。

 コロナ禍を経た現在、生産年齢人口の減少が顕著となり、介護を含む各分野における人材不足が大きな課題となっており、特に近年、物価高騰が進む中で、サービス提供体制の確保の観点から、介護人材の確保と法人の健全な経営環境を確保することなどが大きな課題となっております。こうした厳しい事業環境を含む社会の変化に適切に対応し、限られた資源の中で地域の福祉ニーズに対応するサービスを充実させ、地域共生社会の実現に向けて、全役職員が一丸となり事業運営に努めてまいります。

 今年は辰(たつ)年です。今年の抱負に重ねていえば、竜頭蛇尾に終わることなく、また画竜点睛を欠くことなく、竜が水や雲、翼を得るように、持てる力を存分に発揮して、飛躍する年になるよう、更なる努力を続けてまいりますので、ご支援とご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
 最後になりましたが、本年が皆様にとって幸多き年となりますことを心よりご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

理事長 剱田 廣喜